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他館製作図書、お勧め図書の紹介
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2025年8月5日現在の情報です。
函館視覚障害者図書館製作 新刊点字図書の紹介です。
河村通夫がラジオ番組で紹介してきた、驚くほど楽に料理ができる「グラタン皿でラクラク料理」のレシピを、先人や自然から学んだ知恵などを盛り込みつつ、イラストとともに紹介する。
元中学教師の恭輔(キョウスケ)は80代後半には認知症になり、骨折をきっかけに4年前からは在宅介護を受ける身の上だ。96歳で息をひきとるまでの20日間、家族や介護者はどのように備えるのか。誰にとってもひとしく迎える最期はどのようなものなのか。一茶(イッサ)の句が老境の恭輔を、そして周囲の人々を励まし続ける。長寿社会という「最先端」の時代を生きる私たちに、道しるべとなる「老衰介護看取り小説」の誕生!
舞台は第二次世界大戦下のイギリス・ロンドン。動物園に残されたゴリラのアドニスと、ある事情からロンドンに出てきた少年ジョーゼフは、それぞれの孤独の中、心を通じ合わせるようになるが…。
夜景スポットとして知られる函館山だが、実は数多くの山野草(サンヤソウ)が自生している。豊かな自然の中に輝く四季折々の植物とキノコ、159種を、写真とともに軽妙な文章で紹介する。函館山の散策コースも掲載。
点字雑誌「きょうの一品」2024年度分です。「北海道新聞」朝刊、くらし欄に月曜から土曜まで掲載された記事1年分を1冊にまとめました。献立の参考になる一品料理を紹介します。
1957年、ロンドン郊外の町。少年ミックはケガをしたカラスのひなを助けた。ひなはミックになつき、やがて地域の人気者になるが…。のちにロンドン動物園の主任飼育員となった少年の、実話にもとづく心あたたまる物語。
揉んだ人々の身体は、全てこの指が覚えている。人に揉み治療を施すのが、お梅(ウメ)の生業。凄腕もみ師の活躍を描く人気シリーズ2弾。
ペリー艦隊率いるアメリカの黒船来航により、200年以上におよんだ鎖国が破られ、世界への窓口となった箱館の町。膨大な資料をもとに、函館のルーツを新たな視点から解き明かす。
タイムトラベルができる不思議な駅に行き着いたニコラス。いちかばちか、ニコラスは病気のお母さんを死なせないために過去にもどる。
1月も後半に入ったある日、須田(スダ)巡査部長は、臨海署管内の酒場、スナックちとせのマスターから店に来た3人組にミカジメ料を要求されたという相談を受け、どう対応しようかと考えこんでいた。どうやら相手は暴力団の組員ではなく半グレのようで・・・。大ベストセラー安積班シリーズ。
とある街の、とある喫茶店の、とある座席に座ると、望んだ通りの時間に戻れるという。義理の母、恋人、父…そばにいたのにすれ違った人たち…。不思議な喫茶店で起こった、心温まる4つの奇跡の物語。
冬休み、光平はおばあちゃんからもらった日記を再び始めることにした。ところが、夏休みの時のように順調にはいかなくて…。失敗や挫折を経験して成長していく少年の姿を描く。「願いがかなうふしぎな日記」第2弾。
現代まで受け継がれる自然崇拝、ソ連の抑圧に抗いながら多彩な文化人を輩出した激動の歴史。北欧・西欧・東欧の文化が入り交じったユニークな年中行事や伝統芸術、ナチュラルな食文化…。駐日リトアニア大使が国の魅力を語る。
クラスメイト襲撃事件を捜査する小学校の名探偵。滅亡に瀕した人類に命運を託された“怪物”。郭町(クルワマチ)の連続毒殺事件に巻き込まれた遊女…。心を掻き乱す5つの本格ミステリ。『ジャーロ』他掲載に書下ろしを加え単行本化。
「素晴らしい歌を世に送り出せ!」新人バンドのデビューに奔走するレコード会社。契約を勝ち取り、狙うはアニメの主題歌。次々と難題がふりかかり、予想外の事態に。え……? 彼らは何かを隠してる!迫真の音楽業界ミステリ。
週刊誌の編集部を襲撃し、テレビ局を占拠した日登美(ヒトミ)たちは、優莉匡太(ユウリキョウタ)への批判を封じる言論弾圧を実施。一方、同級生の身の安全を守るため、無人島に隔離された瑠那(ルナ)たちのもとに予期せぬ来訪者が現れて…。
幾度ものピンチを乗り越えてきた優莉姉妹。父親・匡太の生存が明らかになったいま、より厳しい戦いが予想された。真実を知る矢幡(ヤハタ)が総理に復帰したことで状況はどう変化していくのか。
日本初、007の本格的後継小説! イアン・フレミング著「007は二度死ぬ」の後日譚にして、原典の謎や矛盾を解決する一篇。日本を舞台にした近代史ミステリとしての側面も併せ持つ。福岡で失踪したジェームズ・ボンドを、公安トップのタイガー田中と、その娘斗蘭(トラン)が追う。ボンドの生涯における不可解な半年間の全容をサスペンスフルに描く、必読にして全世界注目のスリラー巨編、ここに登場!
在住外国人の増加や多国籍化が進む社会。身近な言葉も別の立場から見ればむずかしい。相手に合わせてわかりやすく伝える日本語、「やさしい日本語」を通じて、コミュニケーションのあり方を考える。
娘を殺したのは誰なのか。私たちの息子は、一体どこで何をしているのか。欧州の北の海に浮かぶ小島、神戸、東京そして獄中。事件から四十四年目の秋、ふたつの欠片(ピース)をめぐる物語。
森の奥に立つ洋館で、ミステリーの巨匠の作品になぞらえた連続殺人事件が発生。それは探偵役のために開催された、実際に殺人が行われる推理ゲームだった。参加者の凛子は探偵に謎を解かせようとするが…。
男三代将軍・家光(イエミツ)と愛し合うようになった有功(アリコト)。やっと、かけがえのない想い人と居場所を手に入れた二人だが、歴史の流れはそれを許してくれない…。
家光編、堂々のクライマックス! 時代は少女将軍・家綱(イエツナ)、そして五代将軍・綱吉(ツナヨシ)へ…! 人々の様々な想いを飲み込んで、逆転大奥はさらなる進化を続ける。第13回 手塚治虫(テヅカオサム)文化賞 マンガ大賞 受賞!!
五代将軍・綱吉の御台所が、京から呼び寄せた右衛門佐(エモンノスケ)。家光が寵愛した有功の後、長く空席だった大奥総取締の座を手に入れた彼 の目的は…!? そして、後継ぎのいない綱吉を巡り様々な思惑が…!?
爛熟の元禄の世を支えた五代将軍・綱吉。民からの悪名高き女将軍が、思わぬ穏やかな晩年の中に見つけた一時の夢…。そして、否応なく流れる世の趨勢とは…!?
ワコール労働組合様より
自然を友とし、文学、地質学、農学など幅広く学んだ宮沢賢治。東北の風土、仏教信仰、そして農民の生活に根ざした独自の生命観をもとに、言葉とイメージを無限の宇宙まで広げ、解き放った詩の数々はどれも不思議な輝きに満ちている。「春と修羅」「永訣の朝(エイケツノアサ)」「札幌市」「雨ニモマケズ」などの名詩を厳選。
他館製作図書、お勧め図書の紹介です。着手中の図書は、予約できますのでご連絡ください。またサピエ図書館をご利用の方は、予約にはサピエの新機能「完成通知」を使ってみてください。
うぶぎ、ゆき、こめ、ほね…。白い光と体温のある方へ。韓国の作家が描く、破壊の記憶と再生への祈り。ワルシャワと朝鮮半島をむすぶ、いのちの物語。
ある日突然言葉を失った女。すこしずつ視力を失っていく男。女は失われた言葉を取り戻すため古典ギリシャ語を習い始める。ギリシャ語講師の男は彼女の沈黙に関心をよせていく…。人間が失った本質とは何かを問う物語。
愛ではない。愛していないから憎みもしない。憎んでないから一緒にいられる。暴力を唯一の趣味とする新道依子(シンドウヨリコ)は、腕を買われ暴力団会長の一人娘を護衛することになり…。世界が息を呑んだ最狂のシスター・バイオレンス・アクション!世界最高峰のミステリー文学賞、英国推理作家協会賞 ダガー賞 翻訳小説部門受賞作。
1964年元旦、長崎は老舗料亭・花丸(ハナマル)。侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、この国の宝となる役者は生まれた。男の名は、立花喜久雄(タチバナキクオ)。任侠の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。舞台は長崎から大阪、そしてオリンピック後の東京へ。日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?大ヒット映画の原作小説。
「好きでもない女と結婚するのは絶対に嫌だ」「自分たちは宮家に生まれて、あれこれ苦労した」「あの女王さまでは、子どもをお産みになることは出来ないでしょう」 さまざまな立場に葛藤する皇族を描いた5つの短編には、読む者を圧倒する心の内が綴られる。これまで描かれたことのない、衝撃の短編集。
中学の卒業証書を受け取っていないさやか。義務教育さえまともに終えていないという枷が、彼女を生き辛くさせていた。しかし、20歳の春、夜間中学に入学する。仲間たちに支えられて過ごす日々が、さやかの心を解きほぐし…。「みをつくし料理帖」「あきない世傳 金と銀」などのベストセラー作家が、『一歩踏み出したい』と願うすべての人々に贈る、心を揺さぶる物語。
2年連続で箱根駅伝の本選出場を逃した崖っぷちチーム、古豪・明誠(メイセイ)学院。4年生の主将・隼斗(ハヤト)にとって、10月の予選会が最後の挑戦となる。絶対に負けられない戦いが始まる!一方、「箱根駅伝」中継を担う大日テレビ・スポーツ局。プロデューサーの徳重(トクシゲ)は、編成局長の黒石(クロイシ)から降ってきた難題に頭を抱えていた。若人たちの熱き戦いと、「不可能」と言われた箱根中継を成功させた伝説の男から、現代にまで伝わるテレビマンたちの苦悩と奮闘を描く感動の傑作長編。
カメラマンの新夏(ニイカ)は啓久(ヒラク)と交際5年。東京駅の前でプロポーズしてくれた翌日、啓久が通勤中に女子高生を盗撮したことで、ふたりの関係は一変する。「二度としない」と誓う啓久とやり直せるか、葛藤する新夏。啓久が出来心で犯した罪は周囲の人々を巻き込み、思わぬ波紋を巻き起こしていく。男と女の欲望のブラックボックスに迫る、著者新境地となる恋愛小説。
シングルマザーの苦悩、すれ違う夫婦、相続争いに悩む娘の言葉を聴いてドキリとする親…人間の奥深くに巣食うドロドロした心理を小気味よく鮮やかに描き出す、昭和も令和も変わらぬ人間模様が織りなす絶品の13話。NHK「おはよう朝日」などで紹介され、50年前に書かれた小説ですが、2025年上半期 文庫売上第1位になった話題作です。
口さけ女はいなかった。恐怖の大王は来なかった。でも疫病が流行し、今日も戦争は続いている。オカルト、宗教、デマ、噂…。誰もが何かを信じたいこの世界で、信じることの意味を問う長篇小説。
高校1年の坂平陸(サカヒラリク)は、同級生の水村(ミズムラ)まなみと体が入れ替わってしまう。もう元には戻れないのだろうか。迷いを抱えながら、陸は高校卒業と上京、結婚、出産と、水村まなみとして人生の転機を経験していく。入れ替わった後の15年を圧倒的なリアリティで描く、第12回小説野性時代新人賞受賞作!!
昭和13年、台湾。作家・青山千鶴子(アオヤマチヅコ)は台湾人通訳・王千鶴(オウチヅル)と出会う。千鶴と台湾縦貫鉄道に乗りこんだ千鶴子は、つぎつぎ台湾の味に魅了されていく。ただ、いつまでも心の奥を見せない千鶴に、千鶴子の焦燥感は募り…。結婚から逃げる日本人作家・千鶴子と、お仕着せの許婚をもつ台湾人通訳・千鶴。ふたりは底知れぬ食欲と秘めた傷をお供に、昭和十三年、台湾縦貫鉄道の旅に出る。
恋と仕事を同時に失い深く傷ついた美菜代(ミナヨ)は、自分を裏切った元彼への復讐を心に誓い、凄腕だと噂される復讐屋・成海慶介(ナルミケイスケ)の事務所を訪れる。しかし、セレブからのみの依頼を受ける成海には復讐の代行を断られてしまう。美菜代は仕方なく、秘書として成海の事務所で働きながら復讐の極意を学ぼうとするが……。
日本一の営業実績を誇った、JA対馬の男性職員が溺死した。彼には巨額の横領の疑いがあったが、果たしてこれは彼一人の悪事だったのか…。営業ノルマというJAの構造上の問題と金を巡る人間模様を抉り出す、2024年度開高健(カイコウタケシ)ノンフィクション大賞受賞作。
読み書きができないまま社会に出た西畑保(ニシハタタモツ)さん。劣等感を抱きながらも手に職をつけ、結婚して子育てをし、そして還暦を過ぎて夜間中学で学び始めた。愛する妻にラブレターを書くために。ある夫婦の感動のノンフィクション。
「パスワードがわからなくなる」「画面がクルクル回る」など、シニア世代特有の「スマホのつまずきポイント」を自分で解決できるようになる本。シニア世代ならではのスマホの使い道を紹介し、スマホの不安にも答える。2025年上半期 楽天ブックスパソコン・システム部門 第1位のベストセラー。
後悔しない、競争しない、我慢しすぎない。心はカラッと、人づきあいはサラッと、人生はさっぱりと…。89歳で開院、いまなお現役の漢方心療内科医が、“軽くなる”生き方を指南する。
誰もが好きなあの一皿はどう食べるべきなのかを真剣に考察したり、怪しい害虫駆除業者がやってきたり…。食と旅と笑いのエピソード全40篇を収録するエッセイ集。
遺体で発見された善良な弁護士。一人の男が殺害を自供し事件は解決のはずだった。「すべて、私がやりました。すべての事件の犯人は私です」2017年東京、1984年愛知を繋ぐ、ある男の告白、その絶望、そして希望。「罪と罰の問題はとても難しくて、簡単に答えを出せるものじゃない」私たちは未知なる迷宮に引き込まれる。作家生活35周年記念作品、東野圭吾版『罪と罰』。
焼け落ちた屋敷から見つかったのは、都議会議員と元女優夫婦の遺体だった。華やかな人生を送ってきた二人に何が起きたのか。「誰にでも青春があった。被害者にも犯人にも、そして刑事にも。」白鳥とコウモリの世界を再び、シリーズ第2弾。
3月の東北。震災直後に殺人を犯してしまった真柴亮(マシバリョウ)は、一通の手紙を手に北へ向かう途中、家族とはぐれた子供と出会う。一方、刑事の陣内康介(ジンナイコウスケ)は、津波で娘を失いながらも真柴を追い…。岩手県釜石(カマイシ)出身の著者が、構想14年、東北を舞台に過酷な運命にあらがう人々と生への渇望を描く、震災クライムサスペンス。第173回 直木賞候補作。
高齢者の家を狙った空き巣が頻発。犯行のあった時間帯、目の下に大きな傷のある男が目撃されていたことを知った刑事・啓子(ケイコ)は、かつて自分が手錠をかけた男を思い出すが・・・。巧妙な伏線に緊迫の展開、そして意外な真相。ラストには切なく温かな想いが待ち受ける。第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞した「傍聞き」のシングルマザー刑事と新聞記者志望の娘が主人公の連作短編集。「傍聞き」と「赤い刻印」は、表題作のみがシリーズ作品です。
大阪地検一級検事の不破俊太郎(フワシュンタロウ)はどんな圧力にも屈せず、微塵も表情を変えないことから、陰で能面と呼ばれている。新米事務官の総領美晴(ソウリョウミハル)と西成(ニシナリ)ストーカー殺人事件の調べを進めるなかで、容疑者のアリバイを証明し、捜査資料が一部なくなっていることに気付いた。これが大阪府警を揺るがす一大スキャンダルに発展して…。一気読み必至の検察ミステリーシリーズ。
突如としてネット上に現れた、謎の「誘拐サイト」。<私たちが誘拐したのは以下の人物です>という文言とともにサイトで公開されたのは、6人のみすぼらしい男たちの名前と顔写真だった。果たしてこれは事件なのかイタズラなのか。そして写真の男たちは何者なのか。半信半疑の警察、メディア、ネット住民たちを尻目に、誘拐サイトは驚くべき相手に身代金を要求する。日本全体を巻き込む、かつてない「劇場型犯罪」が幕を開ける!
大阪府豊中(トヨナカ)市にあるパン屋ノスティモ(ギリシャ語で「美味しい」という意味)でアルバイトをしている大学一年生の市倉小春(イチクラコハル)。そこに持ちこまれる数々の謎を解決する小春の推理と活躍! 焼きたてのパンの香り漂う〈日常の謎〉連作ミステリー! 2025年度 このミステリーがすごい大賞受賞作。
「罪人」の前に出されたのは、一升瓶と缶詰。一方には猛毒が入っている。どちらかを口にして生き延びたら罪は許される。果たして正解は…。表題作をはじめ、SFや歴史をこえた本格ミステリなど、全4編を収録した短編集。
「このクラスにはいじめがありました。それは赦されるべきことではないし、いじめをした人間は死刑になるべきです」とある女子高の卒業式直前、担任教師によって突如開始されたデスゲーム。誰かと手を繋がないと死ぬ…。女子高のクラス内カーストが崩壊し、裏切り、嫉妬、憧れ、真実が手を取り合う。本当の友情とは? 無自覚の罪によるいじめとは何か? 生き残って卒業できるのは果たして誰か?目を逸らしていた残酷さを剥き出しにするサバイバルノベル。
オカルト雑誌に掲載するため、ライターの私と編集者の小沢(オザワ)くんは、近畿地方のある場所に関連した文章を収集。私たちはある場所に潜む怪異の存在に気づき…。怖すぎるとネットで話題になり、ホラー小説ジャンルとしては異例の1400万PVを獲得した作品の書籍化。この夏、映画も公開!
アイヌの壮年・シラウキが助けた少女は、蠣崎氏(カキザキシ)の娘・稲姫(イナヒメ)だった。礼として居城に招かれたことが戦の思わぬ発端となってしまう。和睦の条件は「15日以内に仲介人となる安東氏(アンドウシ)を出羽国から連れ帰る」という困難なもので…。第27回大藪春彦(オオヤブハルヒコ)賞を受賞した壮大な歴史エンターテインメント。
戦国末期、ひとりの男が一国を相手に血刀を振るう。その名は神子上典膳(ミコガミテンゼン)。剣聖・伊藤一刀斎(イトウイットウサイ)より印可(インカ)を受けた一刀流の達人である。切れ目なく訪れる絶体絶命の危機に血が香り、殺戮の気が充ちる、エンターテインメント時代小 説。
ときは戦国。陰流の祖・愛洲久忠(移香斎)(アイスヒサタダ・イコウサイ)は、備中青江鍛冶(ビッチュウアオエカジ)の新作と出会う。とうに滅びたはずの青江の刀を探し、女刀鍛冶(オンナカタナカジ)の隠れ里に辿り着く。女たちに「守ってほしい」と懇願された久忠の運命やいかに?出雲に生まれる、鉄と刀、愛と別れの物語。第18回 舟橋聖一(フナハシセイイチ)文学賞受賞作品。
寛政の世、浮世離れした剣の修行に出た武家。5年ぶりに帰国した彼を待っていたのは、女の仕掛ける謎。表題作「遠縁の女」をはじめ、珠玉の武家小説全3編を収録。
函館在住の作家、西川司の時代小説シリーズ。目の前で恋女房を破落戸に殺された重蔵は、悪党が一人もいなくなるまでお勤めに励むことを亡き女房に誓う。それから十年が経った命日の日、近くの川で男の骸がみつかる。体中に刺されたり切りつけられた痕があるのだが、なぜか顔だけはきれいだった。手札(テフダ)をもらう同心千坂京之介(チサカキョウノスケ)、義弟の下っ引き定吉(サダキチ)と探索に乗り出す重蔵だったが…。
幼き頃に江戸の大火で両親とはぐれ、吉原で育てられた佐保(サホ)には特殊な力があった。体の不調を当て、症状に効く食材を見い出すのだ。やがて佐保は病人を救う料理人を目指す。美味しくて体にいいグルメ時代小説!
新刊テキストデイジーの紹介です。こちらはPTR-2で聞くことはできません。パソコンや、プレクストークポケット、リンクポケット、PTR-3などのテキスト読み上げに対応している機種でご利用いただくものになります。対応する機器をお持ちでない方は、点字図書や音声デイジーで完成しているものもありますので、ご希望の方は図書館までお問い合わせください。
ホモ・サピエンスは、生物としては20万年前からほとんど進化していない。現代社会の中で人間にとって本当に幸せな社会を作るにはどうしたらよいのかを、人類進化史の観点から考える。
組織で動く、正体・目的を隠す、権威を利用する、恐怖心を植えつける、繰り返しダマす…。元信者が旧統一教会で見てきた、人とお金集めのダマシのテクニックを公開する。
漆、たたら製鉄、全身麻酔、からくり、ブラウン管、瞬間油熱(ユネツ)乾燥法、リチウムイオン電池、青色LED、iPS細胞…。世界を動かした日本の科学と技術の粋を、時代の流れに沿って紹介する。
教科書に載っているのは、伝統的な衣装をまとった姿だけ。北海道を舞台にしたドラマにも出てこない。今を生きるアイヌの姿を、思い描くことはできるか? アイヌをとりまく「もや」の正体を、漫画を交えながら徹底考察。
あなたは、この「11の間取り」の謎が解けますか? フリーライターの著者と設計士・栗原(クリハラ)のコンビが不可解な間取りの謎に挑む。YouTubeで人気の間取りミステリー第2弾。
北海道内で発生したイルカ・クジラの漂着、座礁、混獲など、いわゆる「寄鯨」の情報収集、調査を行っている「ストランディングネットワーク北海道」。その活動の一端を紹介する。
言語に規則があるのは、人間が言語を規則的に作ったためではなく、言語が自然法則に従っているからである。こうしたチョムスキーの言語生得説(ゲンゴセイトクセツ)は激しい賛否を巻き起こしてきたが、最新の脳科学は、この主張を裏付けようとしている。実験の積み重ねとMRI技術の向上によって、脳機能の分析は飛躍的な進歩を遂げた。本書は、失語症や手話の研究も交えて、言語という究極の難問に、脳科学の視点から挑むものである。
50人に1人が死産と知っていますか? 産声のない出産のために耐えた陣痛。未滅菌トレーに載せられた我が子…。知られざる「赤ちゃんの死」を取材したルポルタージュ。
日常生活から脱水症まで、正しい水分補給について、麻酔医であり経口補水液療法の第一人者がわかりやすく解説する。チェックシートあり。脱水症のチェック方法を説明した動画が見られるQRコード付き。